考えない練習

 この本の内容で、一番ためになったのは、
「どこに意識をするか」ということでした。
 例えば、人の話を聞いているのに、他のことを考えたり、一番肝心な内容を覚えてなかったりがまん顔
その意識を変えて聞くようにします矢印(右)相手の声の状態(大きいとか、震えているとか)に意識をしたり、顔の表情をにも注意して見たり。
そうしていれば、自分が他のことを考えている余裕はなくなりますわーい(嬉しい顔)

 他には、皿洗いをしながら子供が食べ残した皿を見て、「もっときれいに食べてくれればいいのに」とイライラしてしまいます。
しかし意識を変え、どの順で洗えば効率的で、無駄にならず、なるべく洗剤を使わなくてよいかという必要最低限のことを考えるようにします。

 恋人と仲良く過ごしたい時は、嫌な仕事のことは考えず、お互いが心地良く過ごすためにいま何ができるかを考えるほうが、その時に適したことです。
もし、勝手に無駄にことを考えていると気付いたら、一緒にたのしみたいことに意識を向けます。

 本では「ノイズ」と言ってるものがあります。
先程の人の話を聞くことに関しても、本人は聞いているつもりでも、実は大量の細かい「ノイズ」が入っています。
それは周りの音だったり、自分が他の事を考えていたり、何か体に触れたことに「集中」が途切れています。
そうなると他の行為より、最もパワーが割かれる「考える」ことにエネルギーを使っていることになります。
一つのことに集中できればよいのですが、「ノイズ」が無意識のうちに混ざってくるので、心が疲れます涙
そこで意識を変えます。
「見えている」「聞こえている」「においがする」「味がする」という受動的な状態を矢印(右)「見る」「聞く」「嗅ぐ」「味わう」という能動的な状態にします。


 寝る時に、雨の音が気になって眠れない、「聞いている」を「聞く」に変える。
そうすることにより、雨がうるさい矢印(右)眠れない矢印(右)明日の仕事は朝早い…。というような状態が、雨の音を聞く矢印(右)眠い(睡眠)とはいかないにしろ、音にだけ意識を集中できれば、他の事を考えなくて済みます。

リラックス法で、呼吸に意識を集中するのがありますが、自然と周りから入ってくる情報ではなく、意識して自分からとりにいく情報ならそれに集中できます。

仕事に関しても、ミスをした「自分」にではなく、ミスの「状況」に意識を向ければ、冷静に分析できると思います。

余計なことは考えないように意識する人差し指です。