「心を整える。」をきちんと読んでみました(^_^;)

 「心を整える。」のタイトルの意味は、長谷部選手にとっては車で言うところの「エンジン」であり、ピアノで言うところの「弦」であり、テニスで言うところの「ガット」なのです。
「調整する」「調律する」と言っているような感覚だそうです。
「心をメンテナンスする」「心を整える」ということ。それを意識して常に安定した心を備えることによって、どんな試合でも一定以上のパフォーマンスができるし、自分を見失わなくてすむそうです。

 さて感想ですが、内容は特に新しいようなことでもなく、作文のような書き方なので、読むのに時間がかかりましたがまん顔
でも、だからこそ今までの本になかった発見がありましたふらふら

まず、長谷部選手が「上から目線」にならないように、「下から目線」にもならないように気を付けていると言っているように、強く○○したほうがよいとも、柔らかく○○してみてはいかがでしょうか?とも言っていないので、わりと抵抗なく読めると思います。
さらに作文のように自分のことが書いてあるので、イメージしやすいと思います。


 レビューでも色々なコメントがありました。僕が感じたことは、長谷部選手は「何事も無駄にしない」ということです。
 あくまで僕の例えですが、何も考えずに買い物に行って、新しい発見も欲しいものもなく、ただ時間だけを使ってしまったとします。そんなことがあったら、「何も考えずに買い物に行くと無駄な時間を使う」ということが『わかって』勉強になったと前向きに考えます。
だから次は何も考えずに買い物に行ったとしても、初めから「たまにはブラブラして時間を使う」と決めているので、何もなかったとしても思い通りに過ごせたので無駄ではないのです。
そして欲しいものがあって買い物に行って、その店になかったとしても、「なかったことがわかった」という捉えかたをして、無駄にならないのです。


 長谷部選手は物事をきちんと「整理」して、次に繋げているように思えました。
よいことも悪いことも、次に同じことがあっても対処できるようにしているのではと思いました。

僕が感じたことなので、受け取り方がかなり違っていると思います。

 この本は、自己啓発の本にとっつきにくい人が、スポーツ選手が書いたからという理由や、長谷部選手のファンが購入したのもあり、関心が高いです。印税も震災支援に寄付されています。

初めて感想を書いたような気がしますわーい(嬉しい顔)