感動の条件①

 あなたの人生を輝かせてくれるのは、実はあなた自身ではなくて「あなたの大切な誰か」です。
そしてその人を喜ばせようと思った時、あなたの中にある力は最大限に発揮されるのです。

 意外とこれは知られていないことなのですが、人は、自分だけのために行動するより、大切な人のために行動する方が本来持った力が出せる生き物なのです。
自分だけのために戦うと、甘さも呼び込みがちになります。さらに中途半端なところでやめてしまいがちになります。
ところが、大切な誰かを喜ばせようとして取り組むと、「自分のため」だと絶対に出てこない集中力や継続力が発揮できるのです。

「フォーユー精神」という考え方があります。
ここでいう「ユー」は、「あなたの大切な誰か」を当てはめて考えて下さい。
両親、恋人、子供、友人、仕事仲間かもしれません。

著者は"斎藤一人"さんの弟子です。
ある時こんな話をしてくれました。

あなたが一軒の饅頭屋を経営しているとします。
あなたの開発したあんこ入りのおまんじゅうが美味しいと評判になり、大成功しました。もうこれ以上生産能力は上がりません。つまりこれ以上は作れないということです。しかし毎日大行列。あなただったら次にどうしますか?

著者は「二店舗目の出店にすぐに取り掛かります」と答えました。
一人さんの答えはこうでした。
「あんこを増やしてさらに美味しい饅頭をつくる」

つまりは店舗を増やすのではなく、さらにお客さんの笑顔を増やす、感動のレベルを上げるということでした。そうすれば、さらに評判を呼んで饅頭は売れてやがて溢れて二軒目を作らざるを得ない状況になります。

上手くいった時こそ、さらに人を喜ばせることを考える。さらなる「フォーユー」を追求する、です。

ここで気を付けなくてはならないことは、

人を幸せにするために自分を犠牲にしてはいけない。
です。

これは「自分のことを考えてはいけない」のではなく、
「自分のこと『だけ』を考えると上手くいかなくなる」のです。

人も自分も幸せになること。その「お互いにハッピー」の関係が成り立った時、初めて本当の幸せが成立するのです。

「フォーユー」な人になるために、必要なことはまず、

あなた自身が幸せでいる、ということです。
人を幸せにするには、幸せで安定しているあなたでいることが、まず何より大切なのです。


ではそのためにはどうすればよいかは、次の日記で顔(願)