「労」という漢字

ねぎらう、も、いたわる、も、
同じ「労う」「労る」と書きます。
あたりまえのようにそばにあって
自分に力を分けてくれる存在を
ねぎらったりいたわったりすることは
とても大切なことだと思います。

一瞬の親切よりも
ずっと継続してもらっている親切のほうが
ほんとうは、深い威力を持っているのに
一瞬の親切のほうかとにかく「目立つ」ためそっちにばかり、
感謝してしまいがちです。
継続される親切に対して何らかの節目をとらえて、
労う気持ちを表明するしかありません。


僕は父の日、母の日にプレゼントを渡していました。
何年かした時に、毎年大変だろうから気持ちだけでいいよ、といってもらってから渡さなくなりました。
今思うと、形だけだったような気がしました。
最近は、今まで当たり前だと思っていたことに「ありがとう」と言えるようになりました。
継続してもらっている親切に労うことができるようになったのかなと感じました。