つながり

「この人になら話せる」
と思えなければ、伝える気にはなれません。

「この人になら」という感覚は
相手の人間的な高さや知性もさることながら
「どこか、自分と似ている」
という感覚とつながっているのではないでしょうか。
何か重要な部分が自分と似ている、と思えたとき
この人になら話せるかもしれない
この人にこそ是非、伝えてみたい
という気持ちになるのでしょう。


最近思ったのは今、自分の周りの人は皆、共通して似ている感覚がありました。
趣味や考え方などです。
以前は自己啓発でのそういう感覚でしたが、ここ最近は仕事での似ている感覚の人とつながるようになりました。
この人になら話せるかもしれない、この人にこそ是非、伝えてみたいという気持ちになり、今のメンターに出逢えたような気がします。


振り返ると、なんでこの人に話したのだろうというようなこともありました。
趣味や考え方も違う、どこが似ているのだろうかなんて、わからないことがありました。
やっとその答えがわかりました。

その時の状況が似ていたのです。

自分が落ち込んでいた時、相手も同じような状況で落ち込んでいた。
趣味や考え方が似ているという人であったら、その時の自分と「共感」できなかったと思います。
その時に必要だったのは同じ立場の人だったんです。
そして今思えば、その時の
「自分と似ている」
人に救われたと改めて気付きました。


趣味において似ている人、仕事において似ている人、それぞれ「この人になら」
という感覚はあります。
その感覚により、今までになかったつながりも出来るようになりました。
苦手な人でも、たった一部分の似ている感覚から苦手意識がなくなることもありました。

これからは
「この人になら話せる」
という感覚を大切に、どこが似ているというのはあまり考えずに、しっかり
「この人」
のつながりを大事にしていこうと思いました。