凹まない人

 凹まない人は、楽観的あるいは悲観的のどちらかではなく、そのどちらの資質も備えています。真剣さと不真面目さ、利己主義と利他主義、など相反する性格をあわせてもっています。
 凹まない人達は、心に弾力性をもっています。柔軟で、新しい状況に素早く適応し、変化していく環境の中で力強く成功することのできる人達です。その人達は逆境を乗り越えるのを前提にしています。普通の人なら不運と感じるような状況を幸運に変えてしまう魔法を知ってかのようです。


 今では「レジリエンシー心理学」という学問によって、誰でもその人に合った方法で心の弾力性を簡単に身につけることができるようです。レジリエンシーとは弾力性を意味します。
自分の感情ではなく、問題そのものに意識を向ける。うまくいかないときのことも考えておく。考え方はかわってもいい。


 他人は他人。人がどう思うかは、私がどうこう言えることじゃない。他人の言動でむかついても、彼らのせいではなく、むかついているのはあなただ。あなたの心の許容範囲が小さいということだ。いやなやつというのも、自分の弱さや小ささを教えてくれる、有り難い先生である。


 

 困難に出会った時、これが起こってよかったと思えることはなんだろう?僕も今まで多くの困難がありました。もちろんその時は落ち込みました。でも、あの時の困難はこの為にあったのだと思えることがありました。自分にとってプラスのこともありましたが、友達を励ます経験になったこともあります。それに気付くには時間がかかりましたが、今ではこの困難が、必ずあとで活きてくると前向きに考えられるようになりました。(最近の困難に関してはなかなかそう考えらませんでしたががまん顔)変な話ですが、困難を楽しみにしていることもあったりします。また成長できるのだなと。
まだまだ、立ち直るまでには時間がかかりますが、なんで自分だけとか、もうツラい思いはしたくないとかは考えなくなりました。これも何か意味があるのだと考えるようになりました。
 凹まない人は困難があっても、乗り越えれば前より成長できることを知っています。どうやって解決しようか楽しんでさえいると思います。前に進むのも勇気、時には下がるのも勇気であると知っています。心の弾力性を身に着けて、すぐに立ち直れるように、またその姿を見せることによって周りの人にも元気を与えるような人になりたいと思います。