友達

 

 友達。色々な想いがあります。仲のよい友達、仲の悪い友達、顔見知りだけの友達…。いつから友達になったんだろう。いつから友達ではなくなるんだろう。


 ある本の言葉です。「友だちは友だち。親友とかランクづけはしないよ」と。何かハッとしました。もしかしたら、自分はそうやって分けてしまったことがあるのではないかと。
昔、すごい落ち込んでいた時に分けたことがありました。この友達は相談する人ではないと。話しても求めている答えは返ってこないと。でも、ある時その友達と遊んでいたら、何も考えずに笑っている自分に気付きました。落ち込んでから、自分を抑えずに笑えるのは、わかってくれる人に話せた時だって思っていました。それがこんな形で笑えるとは思いませんでした。分けてしまっていた自分が情けなかったです。友達は友達なのに。
これはある友達の言葉です。「私のギブアンドテイク精神は仕事以外ではないので、見返りを求める気も、返す気もない。それで成り立つもの、それが私にとっての友達」と。その通りだと思います。友達だから当たり前。お互いがそういう気持ちでいれるのでしょうね。
「昔も、今も、これからも、あなたという大切な友達を失いたくない。」そんな言葉を見ました。失ってしまったら、過去の楽しい想い出や共有した時間が全て悲しいものになってしまうから。たとえ二度と会えなくても、話せなくても、一方的でも友達であり続けたいと思います。


 友達は友達…。離れていても、ケンカをしていても、面識がなくてメールだけの会話しかなくても、友達は友達だと思います。
友達の`友´という感じは組立体操のサボテンのように見えます。上にいる人が目立つけど、しっかり下で支えている人がいるから立っていられるのではないかと思います。
仕事の相談をする友達、プライベートの相談をする友達、一緒にはしゃいでくれる友達。線引きをしてしまうと、それ以上のことは何もできなくなってしまうような気がします。ある時、苦手な友達が一番自分が苦しい時に側にいてくれたという話も聞きました。もちろん大切な友達や何でも話せる友達というくくりを作ってしまうこともあると思いますが、いつまでもずっと変わらない友達でいることを忘れないでいたいです。